今日午前中に花立公園の桜見た帰りに北郷蜂の巣公園そばの水とふれあい公園に行ってみました
ここの桜は七分咲きでした
ここから山の頂上に見える石鬼を見てきました
鬼の頭伝説(おにのつぐみでんせつ)
今から何千年も昔の話じゃ。北郷の里に、そらぁたちの悪りい鬼がおってな。
ゴテも大っけんし力もあるやつで、人里に来ては堰をこわすわ、植えたばっかしの田であばれるわ、
家はうっくやすわで村人をふるえあがらせちょった。
じゃけんどん村人たちは、どんげもこんげも手に負えんがったげな。
村人たちゃ、こっじゃいかんちゅうて猪八重ん洞窟におりゃる神さまに、なんとかしちぇくでんどかいと
村ん人みんなで頼みに行きゃったげな。
洞窟前の神棚の真ん中にゃ七品をかざり、そん左にゃ焼酎を、右にゃ猪んびんたをそなえち、
そりゃ日がな一日おがんじょったげな。そしたら神様はそんなに答えっくりゃっち、神様は岩山をえぐりとり
石の鬼をいっぺ造っち、悪鬼退治を命じたげな。じゃけんどん悪鬼にゃ、そりゃ強うて石ん鬼にゃ
なんぼかかってん刃がたたんじ、ばったばった倒れたとよ。そっじえ猪八重は、そん石鬼を造った跡が
滝だらけになっちしもたげな。
神様はこっじゃいかんち思い、こんど鬼よりゴテんふちい岩をえぐり、大っけん石鬼を造っち悪鬼と闘わせてやったと。
そん時んさまっちゅうたら、そらぁはげしし、山々まで地ひびきし、山がくずるっほづはげしし、そんげな
闘いが三日三晩づづいち、とうとう悪鬼は死んだげな・・・・・・・・・・。
そん時、造った大っけん石鬼ん跡が、今ん五重の滝じゃっとよ
神さまは、そん後も悪鬼が来んごつ、一番見はらしのいい風ん峠に守護神として立たせちよんなっげな。
なげい間、じいっとしよっあんで胴体の方は山になったげな。
そりかり、ずーっと人々を見守っちいき平和な暮らしがつづいちょっとよ。
なげい年月で石鬼ん顔もだんだん穏やかになり、今じゃそりをオニノツグミっ言ちな、願ごつん神さまとして、どこそこから拝みに来やったげな。
朝日がさす頃は、仕事んこつ。お日さまが高い時はきゃ学業。夕日が沈む前は家内安全にいいと。
そりかりよ、雨ん日にゃ恋人どうしで拝みに来ると、そん恋はかなうげな。
まだ片想いん人は、石を鬼の方へ投げち、拝むといいげな・・・・・・・・・・。